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2人乗り

第5章 キスって・・・?

アキラは

サッとアイスを食べて

俺を見た。




そして一言

「直希も、いる?」

と、アキラが言った。





俺はもちろん

かなり大きく、うなずいた。




アキラは

俺がやったように

スプーンにのせたアイスを

差し出した。





なぜだか

妙に




ドキドキした。





アイスをパクッと食べて

「サンキュ」と一言。





めちゃくちゃ

恥ずかしいな、これ。




ごめんな、アキラ

二回もさせちゃって




何回でも見たいけどさ






アイスを食べ終えて

なんだか2人とも

静かになってしまった。





アキラはいつものように

ベットに腰掛け

クッションを抱いた





「アキラ、暑くないのか?

そのクッション」





「ん~…暑い」





「じゃあ、

なんで、そーやってんの?」





「……落ち着く」





「ちょっとクッション貸して」





「なんで?」





「本当に落ち着くか

俺もやってみる」





と言ってアキラの隣に座った。

アキラからクッションを奪い、

俺は同じように

抱きしめてみた。





「あー…確かに。

なんか、わかる気がするな…」




俺は目を閉じて、

クッションの抱き心地を

味わっていた。




これがアキラなら、




俺、どんなに幸せだろう…



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