性教育学校
第2章 学園システム
黙ったままのあたしを見て
先生は優しく言った
「・・・システムを聞いて
はい、分かりましたって言う奴は
一人もいなかったよ。
榎本もすぐ慣れるよ
生徒はみんないい奴ばっかだ。
最初は体力的にもキツいかもしれないが
いつしか快感に変わる
それまでの辛抱だ」
「・・・・・意味…分かりません…」
現実を受け止めれる訳もなく
震える声を抑えて言った
「こ、こんな学校がある訳・・・」
怖くて怖くて
押し潰されそうになる
「最初に言ったこと覚えてるか?
この学校に入学したからには
絶対に辞められないんだ」
先生の目は真剣にだった
「最初はこの学校を受け入れる事からだな。」
あたしの頭を優しく撫でて
先生は優しく言った
「……じゃ、学校案内するぞ」
今のあたしには
黙って先生に着いていくことしか
出来なかった