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性教育学校

第18章 確かめる気持ち




「・・どうして泣いてるの?
なんかあったの?」

莉乃はあたしの方へ
駆け寄ってくる

(まただ…いつも心配かけて
それに甘えてるあたし…)

「なんでもないよ!
ちょっと目乾いただけ!」

あたしは荷物を持って
莉乃から離れようとした


「みなみー!
ずっと看病してくれて
ほんとにありがとね♪助かったよー!」

(やめて・・・お礼なんていらないよ・・)

あたしは声を押し殺して
泣いていた
莉乃の方を振り返らず



「・・・・っごめん」

あたしは学校に行った

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