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性教育学校

第18章 確かめる気持ち




その日からあたしは
なるべく莉乃と関わってない

迷惑かけたり
心配されたくなくて
避けていた


そんなある日ーーー……



「みなみっ!」

「あ、あたしトイレ行くから・・・」

莉乃に呼ばれたが
トイレに行くと嘘をついて
教室を抜けた

「屋上で時間潰そ・・」

今は昼休み一人で屋上に向かおうとする


「っおい!みなみっ」

腕を捕まれた
この声は渓人だった

「なに…?」

「お前最近変だぞ
俺たちのことさけてる?」

渓人は少し怒ってるけど
悲しそうだった

「そ、そんなことないよ!
……手離して…」


莉乃だけじゃなく
大好きな渓人や裕希くんまで
距離をおいていた


「やだ」

「え…?」

渓人はそのまま
あたしを連れて屋上に行った

「いっ・・・た」

あたしの腕を握る力が
とても強かった


ガラッ

屋上はあまり人がいなかった

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