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性教育学校

第18章 確かめる気持ち




早くっ…早く莉乃に逢いたい

優しくていつもあたしを心配してて
そんな大好きな莉乃に逢ったら
まず抱き付いちゃうかも…
それとも泣くのかな…

今の気持ち伝えなきゃ



「…莉乃!」

莉乃は一人で机に座っていた
少し悲しそうだった

「み…なみ」

あたしは莉乃の元に行って
抱きついた

「う、うわぁ!!」

ガッチャーン

椅子ごと倒れて
あたしたちは床で
寝そべってた

「莉乃ごめんね!
ほんとにごめん・・・
大好きだよ・・すっごく好き!」


莉乃の顔は見えなかったけど
なんとなく
嬉しいそうな顔が
浮かんだんだ


「良かったぁ…
嫌われるのかと…おもっ…」

莉乃は言葉を詰まられた

あたしもつられて
泣きそうになっちゃうよ・・・


あたしたちは起き上がって
お互いの顔をみて
笑いあったね


莉乃ってほんとに
大事な存在だって思った

友達でもなくて…
家族みたいな存在

「莉乃大好き♪」

「えへへ♪みなみに言われるの
初めてかもしれない」


また一緒に笑った

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