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性教育学校

第20章 文化祭準備



文化祭2日前
今日から準備が始まった


「榎本さーん
これはどこに置けばいい?」

「あ、それは………」

「それは教室前の受け付けだよ~」

「分かった♪笠原くんありがとーっ」

あたしは実行委員なのに
全然仕事ができてなかった


「裕希くん…ありがと」

「大丈夫大丈夫!」

あたしの頭を
ポンポンしてくれた



あたしたちのクラスは
ハロウィン喫茶

それぞれ
ハロウィンにちなんだ格好をする


出し物決める時も
買い出しの時も
裕希くんに頼ってばかりだった

(意外としっかりしてるよね…裕希くんて)


「…なみ、……みなみっ!」

「あ、はひぃ!?」

驚きのあまり
声が裏返ってしまった

「はははっ
驚きすぎだろww」

「…け、渓人!?//」

渓人はとても笑ってた
(こんな笑った顔始めてたも…)

「あー腹痛てーっ」

「わ、笑いすぎだよ…っ」

恥ずかしいけど
なんかこのままで居たいな…

「あ、これこれ
どこにやればいいん?」

(あたし…なんも分かんない…)

「ちょ、ちょっと待って!?」

あたしは裕希くんの元に行った

「裕希くんっ!
渓人の持ってるコップって
どこに閉まっとけばいいの?」

「あれはこの階の資料室だよ
あ、資料室行くなら
ついでにこの段ボールも持ってって?」

「分かった♪ありがと!」

「てか…ちゃんと場所とか覚えろ」

裕希くんは
軽く頭をたたいた

「は、は~い」

あたしは渓人の所に戻った

(渓人と二人で資料室行けるー♪
らっきー//)



るんるんで裕希くんの元を去るあたしを
裕希くんはじっと見てた


「俺…何やってんだろ」

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