性教育学校
第26章 夢
「あたしにも出来るかなぁ」
夢中になれる事
夢を持てるかな…
「趣味とか、特技とかないの?」
「あたし…お菓子作りが
すっごく好きなんだよね
毎年バレンタインでみんなにお菓子あげると
すごく美味しいって喜んでくれて…
あ、でも趣味でも特技でもないよねっ」
「そんなことねえよ
好きな事ってのは一番夢としていいこと。
それを趣味とかにしたりして
やりたいことが見つかるかもしれないし
趣味の輪が広がるかもしれないし
お前にも出来るから…」
「…ありがとう」
嬉しすぎるよ…渓人のばかぁ
「バレンタインとかのイベントじゃねえけど
また俺になんか作ってよ」
「うん…っうん」
頭を撫でてくれる渓人
渓人のおかげであたしも夢見つけられそう