テキストサイズ

性教育学校

第26章 夢




「みなみ~?」
そっと渓人の部屋を覗く莉乃


「莉乃…」

振りほどけない渓人の手
あたしは立ち止まってた


「あたし先に行ってようか?」

どうしよう…
あたしが決めないと…


「渓人!あたし先に行く」

掴んでる手を取って
莉乃の方に行った


「今日、絶対に来てね?」

言葉を残して部屋を出た




「いいの?渓人置いてって」

「…うん

本当はずっと渓人といたいけど
学校あるし…

でも一番の理由は
渓人らしくなくて
どう反応すればいいか
分からなかった


(渓人どうしたんだろ…)

ストーリーメニュー

TOPTOPへ