性教育学校
第28章 距離
あの日から
あたしと渓人の間には
距離が出来てしまった
あたしは変わらず
渓人に話しかけたり
接したりしてる…
それはあたしの一方的だった
渓人は
あたしから離れてる気がする
いつも遠くを見つめて
あたしを見てない
そんな日が
ずっと続いていた
あたしも渓人に話しかける事が
少なくなり
付き合ってるのか分からなくなる
自然消滅状態だった
そんなある日
体力を付ける為
外でのランニング授業中だった
「あ~疲れた~」
あたしは莉乃と走ってる
「分かる…
いつまで走るんだろ…」
なんかクラクラする…
最近眠れてないし
食欲もないから…なぁ…
バタンー
「「みなみっ!?」」