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性教育学校

第30章 後悔の日々

~裕希~




みなみちゃんが本当に寝たのを確認して
ゆっくり部屋から出た



「裕希…」
今にも泣きそうな顔で
莉乃がかけよってくる



「今寝てるよ
そうとう…落ち込んでる」

これから先
みなみちゃんが笑顔戻るのか
俺たちは不安しかなかった


「渓人……なんで別れたのかな…」

「…分からない
あんなに幸せそうな渓人
俺も初めてだったんだけどな」



渓人にあったら
聞きたいことが山ほどで…
落ち着いていられなかった


それは莉乃も同じだと思う


「渓人…遅いね
あたし、探して来ようかな」


「いや、じきに帰ってくるよ」


俺たちは
渓人の帰りを待った

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