性教育学校
第30章 後悔の日々
ガチャ…
玄関の開いた音がした
今は11時過ぎ、
どっかで時間潰してたんだと思う
「渓人…っ」
渓人が来ると
莉乃は渓人に近づく
でもそれ以上何も言えなかった
「おい」
黙ったままの渓人に
俺は掴みかかった
「みなみちゃんが今
どんな思いか分かってんのかよ」
渓人は顔色を変えなかった
「…俺が振られたんだ」
ガンッ!
渓人が机に思いっきりあたった
俺は渓人を殴った
「ゆ、裕希!殴るのは辞めて……」
莉乃はもう半泣き状態だった
「…ざけんなよお前………っ」
渓人は何も言わず
部屋に入っていった
「っくそ………」
渓人の考えてる事が
全然分からなかった