性教育学校
第31章 真実
いつものように
放課後、保健室に行った
「あ、いらっしゃい」
いつも俺を
歓迎してくれてる
でも今日はなんか違った
いつもよりも…元気がない
先生はおしゃべりで
自分から色んな事ぺらぺらと
話す人だけど
今日は無言が多くて
たびたびため息をついていた
「ねえ」
俺は気になって
仕方がなかった
「ん…?」
「今日元気なくね?」
先生は少し黙った
なんかあったのバレバレ
「うーん…
旦那とすごい喧嘩しちゃってね」
笑ってたけど
悲しそうな顔をした
いつも頼りになって
純粋で真面目な先生がみせた
弱い自分だった
ちょー無理してる顔とか見たら
もー理性おさえらんなくなった
俺は先生に近づいて
後ろから抱き締めた
「渓人くん… ?」
驚いてたと思うけど
全然抵抗しなかった
そーゆうのもあって
俺は自分を止められなかった