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性教育学校

第31章 真実



「…に、してんの?」

俺は状況を把握できないでいた


「なにって…性教育?
渓人くんの用事って終わったの?」

先生に焦りなんて
なにもなかった

平然とした顔



俺はやっと分かったんだ
先生は俺を特別だと思ってないって。

他にもたくさん
セックスをしてたんだって



「渓人くん…?」

心配そうに
俺の頬をさわる


あぁ…
こうゆう所だ
俺だけを心配してくれていた

そう勘違いしてたんだ



「帰ります」


今考えれば
あの先生は若くて綺麗で
生徒に人気なはず

なのに
俺だけだって
勝手に思い込んでた




その日を最後に
先生との関係を終えた


俺はずっと
先生を忘れられずにいた




あいつに…出会う前までは

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