性教育学校
第36章 家族
「…え………っ」
「どう?元気出るでしょ♪」
あたしの目の前には
空いっぱいに星があふれてて
木々にライトが光っている
ホテルの中庭だった
「綺麗…」
星だけじゃなく
色んな色のライトもアップされてて
言葉に現せないほど綺麗で
「あたしどうしても
ここでご飯食べたくてね♪
お金たくさんかけちゃったのよ」
今はおちゃめな先生
すごく感動して
悩みなんて吹っ飛んだ
ってか
吹っ切れた!
悩んでるのがばかみたいで
「先生!食べましょ!」
こんなことで
元気になるのって
単純で…あほみたいだけど
そんなこと考えるのも
ばかみたいに思えるほどだった
「先生、」
「なに?」
「さっき…
一生幸せになれないって言ったの
やっぱり間違ってました。
考えてみれば、今、とても楽しくて
幸せだなって思います。
生きてれば
これからも幸せだなって思う事
たくさん…ありますよね?」
「もーうんざりするほど
幸せになれるわよっ♪」
あとで
電話してみようかな
悩むより行動に移す
それってこれから幸せに
なるための行動なんだよね
「美味しいですねっ」
学校のお話とか
先生とたくさん話した
すごく楽しかった