性教育学校
第38章 ずっと永遠に
「ん…」
重たい目を開く
目の前には昨日の騒ぎで
荒れている部屋と
寝ている莉乃と渓人の姿が
「寝ちゃったんだ…」
だるい体を起こす
酔いのせいで
頭も少し痛かった
ふと隣を見たら
裕希くんが寝ていた
握りあってる手を離し
カーテンをあけた
「気持ち~!
今日天気いーなぁ」
荒れている部屋を
片付けていると
「頭いてー…」
「あ、渓人おはよう」
だるそうに
起き上がる渓人
昨日のこと
なにも覚えてないみたい
「……なに荒らしてんの?」
「え?あ、あたしが荒らしたんじゃないよ!」
渓人は少し寝ぼけてるみたい
また、寝ちゃった
「もう…みんな起きてー!」
って言っても
全然起きてくれない
学校…
遅れちゃうよぉ