性教育学校
第42章 強化合宿
「っあ、莉乃たち…
ちゃんと戻ったかなぁ」
あたしはケータイを取り出して
電話をかけた
『プルルルルルル…
留守番サービスセンターに
お繋げします。合図の音が…』
「…出ないや」
チラッと渓人を見た
「…かわいい………
写真撮ろ♪」
そーいえば
まだ一回も渓人を
撮ったことがなかった
「っふふ♪」
渓人の寝顔を何枚か撮った
「保存…っと。」
今さらだけど…
本当にかっこいいなぁ
あたしの彼氏…なんだよね
渓人を見てたら
すっごく愛しくなった
「…好きだよ…渓人」
普段なかなか言わないけど
ほんとに好き
「…知ってる」
「……………え?」
「だからー
お前が俺を好きなことくらい
知ってるっつーの」
「な、なんで起きて…」
さっきまで寝てたのに…
いつから起きて…
「てか、寝てねえし
横なって目つぶってただけ。
お前が一人笑いながら
写真撮ってた時も起きてた。
んで、今の告白も丸聞こえ」
「なんで寝たフリなんて…
ば、ばかぁー!///////」
全部聞いてたなんて
恥ずかしすぎるー……