性教育学校
第42章 強化合宿
「も~…大丈夫ー?」
お風呂でのぼせて
それがまだ直ってなかった
「うん…ごめんね莉乃」
このあと
渓人と散歩する約束をしていた
(う~頭くらくらする…
でも絶対渓人に逢いたいし…)
「莉乃用事あるんだよね?
あたしは大丈夫だから行ってもいいよ?」
「あたしの事は気にしないでっ!
今はみなみの体調が一番だよ」
「ほんとに大丈夫っ!
こんなことに莉乃を付き合わせたくないし、
ほら、行ってきな♪」
あたしは重い体を起こして
莉乃の背中を押した
「…ほんとに大丈夫?」
「うん♪」
「…ん。分かった、安静にしてなよ?」
莉乃はほんとに
あたしを心配してくれてる
なんだかお母さんみたい
「それじゃあ行ってくるね♪」
「はーい♪」
莉乃が部屋から
出ていくのをあたしはずっと見ていた