性教育学校
第42章 強化合宿
あたしと渓人は
旅館をこっそり抜け出して
静かな所に行った
「あ、渓人!
星!星が綺麗だよ!」
「…ほんとだ」
渓人が星をみて
少し微笑んだのが分かった
あたしはそれをみて
とても幸せな気持ちになった
「あ、夏の大三角形」
「え、どれどれ!?」
渓人が指指す所をみると
大きくて綺麗な光を発してる
大三角形があった
「すごい…」
渓人が宇宙が好きな理由
あたしもなんとなく分かるよ
渓人の隣にあたしがいて
二人の時間があって
幸せな時が経っている
今がホントに幸せ
いつの間にか
頭痛とかなくなっていた
「寒くなってきた」
渓人が身を丸めて
あたしにおっかかった
「大丈夫?湯冷めかなぁ…」
「…あっためて」
渓人が小さく呟いた
なんだかすごく
小さい子供みたいに可愛くて
愛しかった