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性教育学校

第42章 強化合宿






あたしは
羽織っていたものを
渓人に半分かけて
渓人にもたれかかった



重なってる手から
お互いの気持ちが伝わってる気がする

聞こえてくる相手の鼓動から
お互いの愛しさが伝わってる気がする





「渓人ー…」

「ん?」


だいすきな人の名前を呼ぶだけで
なんだか幸せで



「渓人」

「なーに」


何度も何度も呼びたくなる




「今日の昼間…
言いそびれちゃったんだけど…
頑張ってきてね?
あと、泣いちゃってごめんなさい」


渓人を困らせた事
ほんとに最低だったよあたし…




「お前が謝る事ねーよ」


渓人はいつも優しい声で
あたしを許してくれる




「あっちで浮気しないでね?」


「こっちの台詞」


「っふ、あたし渓人しかやだ」


「知ってる」







ほんとに幸せすぎて
自分は贅沢だなーって思った



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