性教育学校
第9章 異変
あたしは午後の授業を休み
保健室にずっといた
疲れもあり
なにもしないでぼーっとしていた
ガラッ
「・・誰か来たのかな・・?」
こっちに歩いてくる音がする
現れたのは渓人だった
「渓人・・・授業は?」
「具合悪いっつって抜けた」
そしてあたしが寝てるベットに
座った
「まだ疲れてるんだろ?
寝てろよ」
無愛想だけど
優しい渓人だった
「・・・ん」
あたしはなぜか
渓人がひさしぶりのような気がして
恥ずかしかった
「・・渓人も・・知らない人と
えっちしたんだよね・・?」
言ったあとで
こんなこと聞いたことに
恥ずかしくなった
「・・あ!ち、違うの・・あの・・・・」
「したよ」
その言葉を聞き
少し下がる自分がいた
(どうしたんだろあたし・・
渓人が近くにいるのに
嬉しくない・・・)
「みなみ?」
「あたし、寝るから・・・・っ
ごめん、出てって・・・・」
渓人は無言だった
あたしは渓人の顔が見れなかった
心配して来てくれた渓人に
最低なこと言ってしまった