闇というにはあまりに濃く、傷というにはあまりに深い灰谷氏の過去…
その正義感と過剰なほどの柊への憎しみ、萌への愛情の謂れを知ることは、こんなにも胸を抉る痛みを伴うとは…!
その殆どを灰谷氏の独白で綴られることが、持続する緊張感と、ひとつづきの映像を浮かび上がらせ胸にせまります。
禁兄の中にあっては少し異質なエピソード。けれど今だから語ってほしかったエピソードであることは、灰谷氏の手を握る萌の姿からはっきりと知ることができます。
ドラマのうねりを予感させながら、灰谷氏にシンクロした胸に優希の存在が残り続けています…。
しののめさんの筆の力に心からの拍手を!
禁断兄妹
レビュー一覧
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[評価] ★★★★★
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[評価] ★★★★★
更新!ありがとうございます‼️
灰谷の過去に――――…
朝から…涙が…
弟さん…見つからないまま――――…それも辛い…
そして、自分を攻め続ける灰谷の…今ままでの後悔も…辛い…
萌ちゃんの…声が弟さんに似ていたのは…運命か…必然だったのか…
だからこそ…守りたいと強く思ったんだね…
それを聞くと――――…尚更…
萌ちゃんと柊お兄ちゃんを助けてもらいたい!!!
幸せにしてあげてほしい!!
ちゃんと、萌ちゃんの話を灰谷には聞いて欲しい!!!
皆!みんな!幸せになって欲しい!!!
もちろん、修斗も――――…
更新!ありがとうございました!
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[評価] ★★★★★海辺の街の記憶から声が聞こえる
── 先に行ってるね
その弾んだ声音は嵐が消し去り
兄には届かなかった…
愛するものを守れなかった
ましてや真実から目を背けたばかりに自分を責め続けた人生はどれほどの痛みであることか…
まるで懺悔のように語る灰谷氏へ延べる萌の手が、彼を光の世界へ導く様がはっきりと見えました
許しは与えられている
今度は自分を許すことだと
今回の更新分、弟の闇にはさりげなく触れ、兄の想いに焦点をあてた一人語りがその過去を過度に重くさせず、けれど深くしていて心が激しく揺さぶられました
許すとは過ぎたことへの行為
今、森を抜け新しい明日へ…
更新ありがとうございます!
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[評価] ★★★★★優希くんが1番強かったのかもしれませんね。
お兄ちゃんを苦しめてる自分が許せなかったのかもしれない。
涙がとまりません。 -
[評価] ★★★★★
許す行為ってすごく難しくて
人にされた事、逆に自分がしちゃった事
許せなくてずっと引きずって
全然ダメで…
難しいね…
灰谷さんの弟さんすごく辛かったと思う
塾も学校も、多分家でも
だけどあの日
灰谷さんに釣りに誘われて
嬉しかったと思う、嬉しかったはず
どうして一人で行ったかは
わからないけど
でも灰谷さんはもう十分苦しんだし
自分を許していいと思う
弟さんもそれを願ってるし灰谷さんが
自分の事で傷ついてたら弟さんも
苦しいと思うから
だからもう
自分で自分を許してあげてほしいね
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[評価] ★★★★★由奈の事が大き過ぎて
萌と灰谷さんのことが
頭に入ってこないです。( 。・-・。`)
柊とのこれからのことに必要な通過点だとは
重々わかってはいるんですけどね^_^; -
[評価] ★★★★★小さな静寂の中
深く濃い森が
暖かな陽だまりに影を落とす…
─ 私は被害者じゃない
柊は
加害者じゃない
私達は
ただどうしようもなく
お互いが好きな
だけ
優しい人柄を認めながら、相入れない一点で怒りにも似た叫びを上げる萌に胸が詰まります
萌を被害者と見ることは柊を冒涜すること
ふたりの愛を汚すこと
何より堪えがたいことでしょう
だからこそ灰谷氏の闇に向き合おうとするのでしょうか
その頑なな正義を崩す手だてを求めるのでしょうか
萌もまた守りたいものがあるから
願わくば、聞く覚悟を糺すほどの灰谷氏の過去が、萌をまた深い森の中引き込むことのないように…
更新ありがとうございます! -
[評価] ★★★★★
灰谷さんの過去になにがあったのか
萌に姿を重ねる人物、優希
その人は一体何者なのか
彼女?友達?それとも好きな人?
その人は弟で話し方からしていない
亡くなってる感じかな?
彼との間に何があったのか
灰谷さんの過去が今、明かされますね
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[評価] ★★★★★更新!ありがとうございますm(__)m
灰谷の…病院に来た理由が!!!ヤバい!と、思ったけど…
お父さんの病状を聞いたら~(´д`|||)そりゃぁ…言えないよ――…
ゆきめも萌ちゃん同様…ホッとしましたよ!!!
しかし、灰谷の過去がこれから語られるとなると――…
ざわつきます――…
灰谷の過去!…聞かせて…ください…
更新楽しみにしています!!!
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[評価] ★★★★★新章は驚きで幕を明けました!
灰谷氏…
あの朝、確かに巽さんとは親しくさせて貰っていると言っていましたが、まさか病室にまで!
柊と過ごす日々を想い描きドアを開けた萌が、ドキっとした様子が巽さんの笑顔に重なります。
その驚きと不安…
脳裏をよぎる柊の忠告
けれど、沈黙に堪えかねてか笑顔で話しかける萌を止めることなどできない、と思ってしまうのです。
それが萌だから…
灰谷氏の話がもたらすのは影か光か…
萌は柊に秘密を持ってしまうのでしょうか…
久しぶりの巽さんの笑顔が嬉しかったです。
先日最初から読み返した折、一人一人が織り成す禁兄ドラマチックの魅力に更に心掴まれました!