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こんにちは。

　ユンには明姫ではない他の側室との間に儲けた子どもがいます。

　いるというよりも、いるはずでしたが、死産してしまいました。

　やはり、ユンにとっては我が子には違いなく、この世の幸せを何一つ得られず亡くなった子どもだからこそ、余計に哀惜の念があるようです。
　それは人としては当たり前のことでしょうが、それを子どもの母ではない明姫の前でクチにする。。。という辺りが現代人の感覚とは違うのでしょうね。

　また、明姫もその話について面白くはないでしょうが、感情を表に出さず相づちを打つ、というのも正妻意外に大勢の妻を持つ王の側室という立場では仕方ないことなのでしょう。

　それはたぶん、明姫の人間ができているというよりは、王の側に仕える女としての心得のようなものかもしれません。

　でも、やはり、女としては辛いことではないでしょうか？

39歳の男と17歳の新妻。互いの心はすれ違うばかりで－。孤独な王の心に再び、激しい恋情が燃え上がる。