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こんにちは。

　栄佐はこうして小紅の心にある日ふいに、するりと入り込んできました。
　小紅にしてもまだ栄佐はむろん誰にもこれまでのありこれを語りたくはないし、
　栄佐にしても、【針医者は副業で、本業は別にある】と
　何やら意味深なことを言っています。
　互いに訳ありのような二人の関係はまだ始まったばかりで－。

　さて、作品とは話がそれますが、
　昔、ＮＨＫで深川澪通り木戸番小屋という時代ドラマがありました。
　有名な小説のドラマ化です。
　過去のある木戸番夫婦が主人公で、神田正樹さんと池上季実子さんが
　演じていたと思います。
　その時に私は木戸番というものに興味を持ち、
　以後、自作にもしばしば使うようになりました。
　
　韓国ドラマの見過ぎでしょうか、
　最近は日本のドラマを見ても、なかなかコレだ！　というものに
　出会えません。
　しかし、鬼平犯科帳みたいに心を揺さぶられるドラマもあるので、
　やはり、最近のドラマ自体が変わってきているのかな
　とも思います。

　長くなりました。
　本日もよろしくお願いします。

ねえ、叔父さま。最後に一度だけ、抱いてちょうだい。