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こんにちは。

　今日から第３話です。
　物語りの出だしは第２話の最後、栄佐と小紅が改めて互いの
　想いを確かめ合い、栄佐が才能の限界を悟り、役者をしばらくやらない
　と宣言したときから半年近くが流れています。

　年が変わり、小紅は17歳になりました。
　まさに、当時としては適齢期です。
　話はその年の２月辺りから始まりますが、
　どうやら芝居を休業したことは栄佐にはあまり良い影響は与えていない
　ようですね。
　しかも、今度は針医者まで休むと言いだす始末。
　小紅もなかなか気の休まる暇もないようです。

ねえ、叔父さま。最後に一度だけ、抱いてちょうだい。