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こんにちは。

　事態がここまで来ては既に国王であるユンも表だって明姫を救うのは難しい。

　朝鮮では昔から、名分を重んじたようです。何事をするにも、それをするだけの根拠というか、誰もが納得せざるを得ないような理由づけが大切でした。

　そんな考え方の中で、たとええん罪といえども、王妃殺しの容疑をかけられている明姫を助けるには、どうしたら良いのか？

　明姫よりも、むしろ彼女を救えないユンの方が進退窮まっているようで－。

39歳の男と17歳の新妻。互いの心はすれ違うばかりで－。孤独な王の心に再び、激しい恋情が燃え上がる。