やぶさか。さんの作者ニュース
初夏なので、怖い実話を。(後半)
〜前回までのあらすじ〜
http://otona-novel.jp/viewuser/newsdetail/22663/?guid=ON
一週間ほど自宅を空けて帰宅して来ると(何故か)ドアの鍵が開いていた。恐る恐る部屋に入ると(何故か)部屋中ゴミまみれ。
そしてドアのチェーンには、
『れんらくください』
と赤ペンで書かれた赤紙が貼ってあった。
……貯蓄していた三箱のタバコは俺愛用のマグカップの中で無数の吸い殻となり浮いていて、ポストには大家からの「騒音の苦情が来てる」との通達が。
……俺は(別にビビってた訳じゃないけど)自宅を離れ、漫画喫茶へ。その夜は狭ぁい個室の硬ぁいソファーの上で(いやチキってたとか無いけど)震えながら朝を待った。
(いや別にビビンバチキンってたから、ガクブル震えて夜逃げした訳じゃないけれどおおーっ!)
――と言う訳で激震ガクブル丸こと、やぶさかです……。
いやあ怖い。恐い。壊い。恋愛関係とは怖かすがい……。
しかし結果としてこの時点での恐怖は……本当の恐怖への序章に過ぎなかった。
前回の作者ニュースには犯人は恐らく、半同棲してた元彼女(17歳と思って接してたけど良く良く調べたら、三十路過ぎのバツイチだった事が発覚したお姉さん)ではないかと書いた。
しかしスマホを復旧させ当人に確認を取ると、そのひと(事をすます度、ものっそい疲れた顔で換気扇の前でタバコ吸ってたそのひと)は犯人では無いことが発覚した。
じゃあ……誰……?
(男女問わず)自分に好意を持ってくれた相手ならば招き入れ(男女問わず)行為に及ぶ事があるでお馴染みの、俺の――
(男女問わず)サシ飲みでもしようものなら(男7:女3の比率で)目覚めた先はベッドの上でお馴染みの、俺の家に来たのは一体誰なんだああああ?
……。
分からない。解らない。判らないから、怖い。
(※別にモテアピールしてる訳じゃなくてね。俺みたいな(受け)ネコ型バイセクシャル(そんなドラえもん未来に送り返せ)は、自分を好きになってくれた相手と一線こえて一戦交えたくなるほど愛おしく思ってしまう性質でしてね。)
あー……怖い。恐い。壊い。
今度は、カミングアウトへの皆様の冷たい視線が恐い(笑)。