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こんにちは。

　少し前、第一部と第二部の栄佐の成長ぶりについて触れましたが、
　今日の下りでも、栄佐は大活躍してくれました。

　本来の彼の優しい気性と、また小紅に惚れているからこそ、
　彼女の哀しむ様をこれ以上は見たくないと
　栄佐は父と娘の間を取り持つのに奔走します。

　私も栄佐とまったく同意見です。
　たまには人間、心にたまったものをはき出さないと、どこかで
　限界が来てしまう。
　だから、時々、泣きたいだけ泣くのもありだと思います。
　もちろん、人によって吐き出し方は違うと思うので、
　女友達と飲みにいくのもあり、
　カラオケもあり、
　一人、ひっそりと泣くのもあり－。
　大切なのは、一人でいつまても抱え込まないことじゃないかと思います。

ねえ、叔父さま。最後に一度だけ、抱いてちょうだい。