NEWやぶさか。さんの作者ニュース

正しい自慢の仕方について②

①→http://otona-novel.jp/viewuser/newsdetail/32522/?guid=ON




 まあでも、これでこのオッサンに話し掛け安くなったお陰で……先に書いた素晴らしい経歴を持つお爺さんを『老害』扱いするこのひとに反論し安くなった気がした。



※(社内イジメに発展する程ではなく、会話での意志疎通を取る事のむずかしいお爺さんには俺達の作業は大変だから、このオッサンは部署の転属をさせたがっているだけ)


※(それでも言葉がキツい時がある。汚い言葉を使うから冷静さを欠いたお爺さんが更にミスを増やすと言うのに。俺は例え聞き取っていただけなくとも、年長者には、ちゃんと敬語を使って話して差し上げるべきだと思う)



 ……べつに、お爺さんの為に反論してやろうとしてる訳じゃないんだからね。いつものように強めの注意を受けた後の休憩時間『サーフィン大好きですか?』と書かれた自身のスマホと日本サーフィン協会会長の名刺を笑顔で見せて来た事とか関係ないからね。


 ……かなりキツめの注意を受けた後、(ハッキリとした数字は覚えていないが)得票数の上から20人が受かる中21番目となってしまい、ギリギリ落選してしまった市議会選の投票結果を笑顔で見せて来た事とか関係ないかんね。



 これらを、仕事場で唯一敬語で話し唯一プライベートの話も聞いてあげる俺だけに見せながら——


『俺だってお前らと違う分野で結果を出してきたんだぞっ』


 ——と明るい表情をそのままに、心の中では強がる事で自分への鼓舞をしてるんだろうなあ、って思った。格好いいなあ、と思った。いや勿論お爺さんはそんなこと言ってないから、俺の捉え方ひとつなのかも知れないけどさ。



 本当の自慢ってこういう時にこういう風にするべき事なんだなあ、って尊敬したとかそんなの関係ないからねっ……←





最後にひとこと「ちょいワル気取りのオッサン、もとい過去の俺、恥を知れい! もっとお爺さんを見習いなさい!」



最後にもうひとこと「サッポロ黒ラベルなんか全〜然っ、飲みたくないんもんね〜だっ! ぶわああああかっ!!」←






 
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