突然、運命に奪われちゃいました
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美形中の美形
あぁ。今度のコは、一生あきない自信があるんだ。
それぐらい、可愛くて優しくて面白くて……その上、体の相性もスゴく合致してさ。この俺が一回『ズンッ』て挿入しただけで、思わずイッちゃいそうだったんだよ。
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友人
マジか……。
そのコ、スゲーな。
お前みたいなヤツに、そこまで思わせるなんて……。
絶世の美女な上に名器かよ?
なぁ、今度そのコに会わせてくんねぇ?
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美形中の美形
やだよ、紹介するなんて勿体ない。独り占めしておきたいから、誰にも会わせたくないんだ。
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友人
うわー……それっていよいよ本気なヤツじゃん。
前だったら平気で紹介して、ヘタしたらそのままオレにくれたりとかしてたのに。
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美形中の美形
俺も、そのコに会うまでは運命なんてバカバカしいって思ってたんだけどね。いやぁ、まんまとハマっちゃったよ。
というわけで俺、これからは一途に生きるから。
君も早く、運命の人に出会えるといいね。
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友人
運命……
マジで恐るべし、だな。
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平然といろいろを奪った美形中の美形も、
実は――マドカにすっかり心を奪われていたのでした。
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……よくわからんけど、
『ハッピーエンド♪』
ということで。
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―おしまい―
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