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突然、運命に奪われちゃいました

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マドカ

っ…………!?

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美形中の美形の予期せぬ行動に、マドカ絶句……。
だが、もっと絶句……もとい――

もっと『絶叫』するのは、これからだった。

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ズンッ!

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マドカ

エンダァーーーーッ!!

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突然の下腹部の激痛にマドカは、
九十年代に大ヒットした、アメリカ映画の主題歌さながらの『エンダァー』を、魂込めて叫んだ。

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マドカ

あうっ……はうっ……。
(私、今……何、されたの?)

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激痛で震えながらお尻の方を見ると、美形中の美形の下半身が、マドカのお尻にくっついていた。

それでマドカはようやく理解した。

自身の秘密の花園に、ロケットのような男性の象徴が突き挿さっていることを。

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そう。美形中の美形は電車が通った時――

『ねぇ。俺が君を一瞬で気持ちよくイかせてあげるよ』と言ったのだ。

それなのに、ハッキリと聞き返さずにうっかり返事をしてしまった結果が、これだった。

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マドカ

(もう……何もわからない、
何も考えられない……)

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痛い。けど、何だか遠くへ行ってしまいそうな感覚に陥ったマドカ。現実から逃避しかかったところで、美形中の美形のロケットのような象徴が、秘密の花園から一気にズッポンと引き抜かれると――

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