側にいられるだけで④【牡丹の花の咲く頃には】

完結

[作品説明]

-誰か、私にあの男(ひと)を忘れさせて-

☆ 〝トスおじさんにとって、お母さんは特別な存在なのね。だから、おじさんはお母さんのことをいつも女神(仙女)だなんて呼ぶんだわ〟☆

第三話 【むせび泣く月】
久しぶりに都漢陽に帰還したトスとキョンシル。
晴れて両思いになれた二人だが、
義父と義理の娘という壁が二人の前に立ちふさがる。
 舞台は王宮に移ります。キョンシルが町中で助けた世間知らずだが、正義感の強い若者の正体は?
トスの嫉妬が炸裂! 

第二話 【はまゆうの咲く町から】

 トスの故郷である海辺の町に辿り着いた二人。ここでトスの衝撃の過去が明らかに!
*************************

卿実(キョンシル)は15歳。
母の美瑛(ミヨン)と二人で暮らしている。

 到底、15にもなる娘がいるとは思えない若く美しい母、キョンシルにとっては自慢であもあった。
 〝お母さん、大好きよ〟、甘えて背後から抱きつくキョンシルをそっと包み込んでくれる母の優しい腕の温もりや良い匂いがキョンシルは大好きだった。


 そんな母にただ一つだけ、けして打ち明けられない秘密。それは、キョンシルの初恋だ。キョンシルが生まれて初めて好きになった男-、それはあろうことか、ミヨンの恋人トスだった。

 自称〝流れ者の剣士〟だというトスはミヨンよりは年下の恋人だが、トスはミヨンに心底惚れ抜いていて、〝俺の仙女(ソンニョ)〟と呼んでいた。
 彼にとって、母はそれほど大切な存在なのだ。

 大好きな母のためにも、この想いはけして表に出してはならない。そう固く誓っているキョンシル。
 だが、不幸はある日突然、キョンシルを襲った。

 トスとの祝言を間近に控えたミヨンが倒れ、帰らない人となったのだ。
 ミヨンの死をきっかけに、キョンシルとトスの関係が微妙に変わり始めていく。。。

☆ 雪さん(平松雪さん)、1349424さん、ルポゼさん、レビューをありがとうございました。
 これからも励みにさせていただきます。 ☆

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[レビュー]

  • [評価] ★★★★★
    完結おめでとうございます。

    毎日ハラハラしながら読んでいました。

    あとがきも感動しました。

    いつも応援しています。

    お疲れさまでした。

  • [評価] ★★★★★
    身近な異性に恋する…

    しかも
    決して実ることのない人こそ

    何故か無性に引かれてしまう…

    人間の性でしょうか

    男女の関係はいつの時代も
    苦しいものですねぇ~

    障害があるから
    さらに燃え上がる…

    ラスト…楽しみにしています
  • [評価] ★★★★★
    いつも楽しみにしています。
    「リラ」からめぐみさんの作品にハマって、すべて読ませて頂いています。
    これからも更新&新作を楽しみに、陰ながら応援していますので
    お嬢さんの受験等でお忙しいと思いますが、更新頑張って下さい。

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