天空(そら)に咲く花~あのひとに届くまで~

完結

[作品説明]

☆ひとめ惚れした相手の男は何とお殿様! バツイチ、子持ち、更に格差婚、様々なハードルが少女を待ち受ける。
 しかも、殿様の一人息子が私になついて、〝ボクは大きくなったら、そなたを妻にするんだ〟と宣言。更に、殿様はいまだに美しかったと評判の前妻をひそかに想っているようで。。。
 この恋は果たして実るの?
 江戸時代、身分違いの恋に生きた少女の物語 ☆

大店(おおだな)の一人娘であった弥栄(やえ)は父が吉原の花魁と心中し、店も家族も失い、天涯孤独の身の上になった。

 親戚に引き取られた弥栄に、叔父は年頃だからと見合い話を勧めてくるが、今ひとつ、その気にならない。
 見合いして嫁に行く気もないのなら、御殿奉公にあがったらどうかと言われ、ふと心が動いた。このまま伯父の元で厄介者として過ごすよりは、武家のお屋敷に仕えてみたいと思ったのだ。

 弥栄は木檜(こぐれ)藩の藩邸ー上屋敷に奥女中としてあがることになる。
 よもや、そこで彼女の運命を根底から変える出逢いがあるとも知らずに。。。

 藩邸では、病気がちな幼い若君のおもり役を務めることになり、気むずかしくてワガママな若君に手こずったものの、やがて〝大きくなったら、弥栄と結婚するんだ〟と若君が宣言するほどのお気に入りとなった。

 やがて、弥栄は若君の父である藩主ー殿様と対面することになる。端正な面立ちの中にどこか影と寂しさを滲ませた彼に、弥栄はひとめで心奪われ。。。

 江戸時代に、身分違いの恋を実らせた少女の話。
 バツイチ、子持ち、更に身分違いと様々な障害が弥栄を待ち受ける!

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