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~初恋~

第24章 社員旅行~優しさ~



あれはまだ平岡ちゃんが入社前研修で来てた時だった



俺は結構おっきいコンテストに向けて休まず、ほぼ毎日会社に泊まっていた



朝、仮眠室から出ると研修生の平岡ちゃんが、まだ7時だっていうのに出社して仕事していた


『おはようございます!香川先輩』


「おはよう」


多分あの時俺は愛想もなかっただろう


頭をかきながら自分のデスクに座った


『いつも遅くまでお疲れさまです』


そう言って平岡ちゃんは温かいお茶を持ってきてくれた


「あ、ありがとう」

『いいえ//』ニコッ

笑った顔が最高に可愛かった…///



もしかしたら俺はこの時から平岡ちゃんに惚れていたのかも…



それから毎朝7時からみんなが来るまでのこの時間は2人でいろんな話をした


仕事の事、友達の事、家族や恋の事も…


平岡ちゃんは俺がコンテストの話をするといつも目を輝かして聴いてくれていた


そしてコンテスト当日





俺は






ミスをした





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