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~初恋~

第68章 ドキドキ戦国時代村

「近寄るんじゃねぇ…!この女がどうなってもいいのか!!」


山賊は那奈の前に小刀を出した


『やだ…』


刃先を那奈に向けて勢いよく突き刺そうとしてきた


那奈はギュッと目を閉じた


「そうはさせるか!!」


シャキン!カン!


一瞬の間に山賊の小刀を飛ばし、那奈を自分の後ろへかくまった


ビビった山賊は腰を抜かしながら

「お、覚えてろよ!!」


そう言って去っていった



「娘さん大丈夫でしたか?」


『は、はい。ありがとうございます!!』


那奈は頭を下げた


「よかった~!!」

侍は娘を抱きしめた


えっ…?!!///


抱きしめるなんて台本にはなかったんだけど…///


那奈が固まってると耳元でタツキさんが


「セリフ!」


そう言ってくれた


あっ!


『お侍さん、お名前は?教えてください』


そう言うとタツキさんは離れて


「名乗る程のもんじゃごさいません。では、お気をつけて」


そう言って侍は去っていった


『ありがとうございます』


娘は深々と頭を下げて見送った



めでたしめでたし


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