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メイド喫茶へようこそ

第12章 千佳の場合〜ご褒美ください〜



やっぱり…



奥の部屋のドアから少し明かりが漏れている。

まだいた…



私は慌ててバックから鏡を取り出すとメイクをチェックした。

さっき更衣室で直したからおかしくないはず。



ごくっ…
息を飲み込むと、勇気を出してドアをノックした。



コン、コンコンッ…








「はい?斗真か?どうぞ」







愛しい声が聞こえてくる。

そう、私はオーナーに会いに来た。

黙ったままドアを静かに開けた。


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