テキストサイズ

メイド喫茶へようこそ

第7章 はるかの場合~ご主人様はまさかの先生?!~

「……ここでバイトしてること、親にも内緒なんです…
親にも知られたうえ、学校まで辞めさせられちゃったら…私………」



涙がぽろぽろ止まらない。



「香坂……そりゃ先生だってお前を退学になんかしたくないよ」

「……先生……じゃどうしたらいいですか?」



涙のたまった目で先生を見上げる。

先生は優しく笑っていた。



「………そうだなぁ…香坂がどうしても助けてほしいってお願いするなら、考えないこともないけど」






先生の視線が私の身体を舐め回すように見つめるのが分かった。

……もうその目は『先生』の目じゃない。

男の人の目………






「……先生、お願いです…。私なんでもします!
先生の言うこと、なんでも聞くから…学校には言わないでください…!」



「……なんでも?」



「はい!なんでもします!……だから、先生…お願い………」






頭を下げた私の髪の毛に、鈴木先生の指が触れる。


 
「かわいい生徒にそこまでお願いされたら仕方ないな」

「あ、ありがとうございます…!」



顔をあげた瞬間、あごをくいっと持ち上げられる。






「まだだよ。これから俺を満足させてくれたら、黙っていてやる。

がんばって奉仕するんだ」



鈴木先生はそう言って、私にキスをした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ