遠い約束~海棠花【ヘダンファ】~
第5章 凍れる月~生涯の想い人~
何としても梨花が口を開かないと悟ったソヌは、梨花の顔を覗き込み必死でかき口説いた。
「海棠、好きだ。これ以上、手荒な真似はしたくない。頼むから、大人しく俺の意に従え。な?」
ソヌが耳許で〝好きだ〟と幾度もうわ言のように囁く。
その言葉を聞いていると、耳だけでなく身体まで穢れそうで、梨花は熱っぽく囁き続けるソヌから顔を背けた。
梨花の頑なさは、ソヌを止めるどころか、彼の欲情と恋情を煽る効果しかないらしい。
ソヌの大きな手のひらが梨花の胸のふくらみを包み込んだかと思うと、いきなりチョゴリの紐が引きちぎられた。
「や、いやっ。ソヌ、何をするの? こんなこと、止めて。ね、落ち着いて」
最早、梨花の抵抗は彼の燃え盛る激情を余計に煽るだけだ。
「海棠、好きだ。これ以上、手荒な真似はしたくない。頼むから、大人しく俺の意に従え。な?」
ソヌが耳許で〝好きだ〟と幾度もうわ言のように囁く。
その言葉を聞いていると、耳だけでなく身体まで穢れそうで、梨花は熱っぽく囁き続けるソヌから顔を背けた。
梨花の頑なさは、ソヌを止めるどころか、彼の欲情と恋情を煽る効果しかないらしい。
ソヌの大きな手のひらが梨花の胸のふくらみを包み込んだかと思うと、いきなりチョゴリの紐が引きちぎられた。
「や、いやっ。ソヌ、何をするの? こんなこと、止めて。ね、落ち着いて」
最早、梨花の抵抗は彼の燃え盛る激情を余計に煽るだけだ。