壁一枚 2nd
第6章 先生には秘密
美緒「おいしい」
多恵子「本当?良かった」
美緒「料理、お上手なんですね」
多恵子「まあね、あっ、ほっぺにご飯粒
がついてる」
美緒「えっ?嘘…」
多恵子「本当、今取ってあげる」
美緒「…すいません」
ほっぺにご飯粒をつけるなんて
子供みたいで恥ずかしかったが多恵子は
美緒のほっぺについた
ご飯粒を取ると
迷う事なく自分の口へ運び
食べてしまった
美緒「!?」
多恵子「…ねえ…美緒ちゃん…」
美緒「はい!!」
多恵子「美緒ちゃんって…かわいい顔し
て以外にすごいのね…」
美緒「えっ…」
多恵子「私、ビックリしちゃった」