壁一枚 2nd
第8章 やきもち
勇樹「あぁ~終わった終わった」
美緒「終わったって…勇樹君、全然勉強
してないじゃない」
勇樹「俺は量より質だからいいの」
美緒「…相変わらずだね」
勇樹「あれ?美緒…」
美緒「何」
勇樹「…ううん、なんでも」
美緒「?」
何かを言いかけ
直前で言うのをやめた勇樹
そんな勇樹の視線の先には美緒の首元
そこには
服の襟で隠れていたが昨夜のセックスで
孝志につけられたキスマークが
くっきり残っていた
勇樹「…昨日は…あの後彼氏と?」
美緒「うん」
勇樹「…そっか」