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壁一枚 2nd

第10章 キャンプ



勇樹「痛かったら言えよ」

美緒「…っ…うん」


マッサージするように
美緒の足に薬を塗ってくれた勇樹
ただ勇樹は
美緒を気遣い薬を塗ってくれてるだけだ
ったが
孝志以外の人に体を触れられるのは
司に触れられて以来だった為
変に意識してしまった


美緒「…」

勇樹「…美緒」

美緒「何?」

勇樹「彼氏とは…上手くいってるの?」

美緒「…上手くいってるよ」

勇樹「嘘」

美緒「嘘なんか…痛っ!!」

勇樹「じゃあなんで…この前泣いてたん
だよ…」

美緒「それは…」


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