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壁一枚 2nd

第11章 男は狼



音声「おかけになった電話は電波の届か
ない」

美緒「…はぁ」


あれから
何度か電話やメールをしたが
勇樹が出る事はなく連絡が取れないまま
数日が経過していた


美緒「…大丈夫かな」

孝志「心配?」

美緒「そりゃあ…友達だからね」

孝志「友達ね…」

美緒「…」


あんな事があったが
美緒は今でも勇樹を友達だと思っていた
例え勇樹が自分を異性として
想っていても
自分は孝志の恋人、好きなのは孝志だけ
その気持ちが変わり事は
なかった


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