
黒子を溺愛
第3章 お兄ちゃん~緑間真太郎side~
高尾が部屋の中に入ってきた。
高「あれ?真ちゃんいるじゃん。なんで涼太君が俺の相手なの?」
真「うるさいのだよ、高尾。テツヤが寝ているから、しばらく相手は出来ないのだよ」
高「あ~、そういうこと…なら俺は涼太君の部屋に行ってマンガでも読んでようかな?」
涼「いいッスよ♪ということで、早く行くッスよ!!」
高尾と涼太がいなくなって、かなり静かになった。
征「相変わらずのテンションだな、あの二人は…」
敦「だよね~…でも、面白いよね~」
大「煩いだけだろ」
そんな会話をしていると、腕の中から呻き声が聞こえた。
眉間に皺を寄せて身を捩らせて、何かから逃げようとしているようだった。
背中を優しく叩いてやると、またおとなしくなった。
