黒子を溺愛
第2章 お兄ちゃん~赤司征十郎side~
階段を登ってテツヤの部屋に入ると布団の膨らみが一つしかない。
今日はテツヤのみか…
正直面白くないが、ムダな時間を使わなくて済むのはありがたい。
征「少し早いが起こすか。テツヤ、テツヤ起きて」
珍しくテツヤが起きない。さあ、どうするか。
僕の声で起きないなら、お仕置きだね。
僕はテツヤの上に馬乗りになって顔の両側に手をつく。
ベッドがギシッと音をたてるとなんかイケないコトをしている気分になる。
それでも起きないテツヤの前髪を手の甲で少しだけよける。
キレイなテツヤの額にそっと唇を落とす。
テ「ん………」
小さく声をあげるけど起きる気配はない。
もう少しお仕置きを続けることにしよう。