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黒子を溺愛

第2章 お兄ちゃん~赤司征十郎side~


両方の瞼にも唇を落とす。

鼻の頭にも唇を落とす。

チュッチュッと音をたてて唇をどんどん落としていると、テツヤの瞼が少し動いた。

テ「……せぇくん?」

征「起きたか、テツヤ」

テ「ん~…まだねむいです…」

征「でも、寝るともう起きないだろう」

テ「やぁぁ…まだねるのぉ…」

弱ったな…
こう言い出したテツヤは何を言っても聞かないからな…

征「布団にくるんで下まで連れて行ってやるから、とりあえず起きていろ。分かったか?」

テ「んぅ…」

俺はテツヤが否定しないことをいいことに布団にくるんで一階へ連れて行った。


幸い、冬休み中なので全員学校は休みだ。


テ「さむ……」


テツヤがモゾモゾ動く。落とさないようにしっかりと抱えて暖房のきいてる部屋に急ぐ。


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