黒子を溺愛
第2章 お兄ちゃん~赤司征十郎side~
「おはようございますなのだよ」
この時間に起きてくるのは1人だけだ。
征「おはよう、真太郎」
テ「しんくん…おはようございます」
そう、四男の真太郎だ。休みの日でも大抵このくらいの時間に起きてくる。
征「今日の予定は?真太郎」
真「今日は高尾が遊びに来るのだよ」
…アイツか。
征「お前の部屋で遊ぶのか?」
真「ああ。うるさかったら帰ってもらうから、どの部屋でも良かったのだが、コイツがいるからな…」
そう言って真太郎はテツヤの頭を優しく撫でた。
征「そうか…いつも悪いね、真太郎」
テ「しんくん、ごめんなさい…」
真「謝る必要はないのだよ」
いつもテツヤのことを一番に考えてくれる、信用できるいいヤツだ。
征「朝食の用意をしてこよう」