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全部、愛してた。

第4章 もっともっと愛して

「わぁ…ここ…!」



「綺麗だろっ?」




そこは、使われていない校舎の中庭。




「はやく食べよ?」


「うんっ」



・・・・・ん?




「っていうか、遼ちゃん昼それだけ?」



「そだけど?」


遼ちゃんが持ってるのは野菜ジュース1本だけ。



「そんなんだから女の子みたいな外見なんだよ!」


「…;そうなのかな?;」



「そうだよっ」




「っていわれてもなー。俺これしかねーし。いっつもだし。」



「はいっ」


わたしは輝に作ってきたお弁当を渡す。

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