テキストサイズ

全部、愛してた。

第5章 愛じゃない

遼ちゃんは…自分のためにわたしを犯した。




自分勝手に…わたしのことなんか考えずに…愛なんて、感じられなかった。


好きっていうのも、遼ちゃんには好きって感情なのかもね。



…でもね





本当に好きだと思ってくれるのなら、恋を、しているのなら…




相手のことを心から思ってくれるはずでしょう…?






遼ちゃんには、1かけらも温かい気持ちには、なれなかった。



そんなの、好きなんて、恋なんて、愛してるなんて、言えないよ。





ただ、自分の思っている、簡単な感情…だけだよ…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ