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全部、愛してた。

第6章 伝えなくてはいけないこと

ガラッ




「はぁっ、はぁっ、おはよう!」




輝が挨拶すれば、教室中の女子がいっせいに振り向く。





「キャ――――!輝くーん!おはよー!」





おぉ、相変わらず人気人気。




輝が女子に囲まれているのはあまりいい気がしないけどいつものこと。






「おーはよっ♪」




そういってわたしの背中に飛びついてきたのは…



「あ、おはよう!」




わたしの親友、紗都稀。




「今日遅かったね?あ!また輝とイチャイチャしてたんでしょ??」





「そーなの、今日は―♥…って違うから。」



違わない…かな…;





「相変わらずノリがいいねぇ~!」



紗都稀も十分ノリいいし、テンション高いけど…



あえて言わないでおこう。







「おーい!風城!早瀬!早く準備しろよー!1時限目始まるぞー!」





「うわっ、待って~!」




わたしと輝はあわてて準備をした。


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