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第3章 パトカー6号と高滝公民館

ライターの灯りは乏しいが、理沙はなんとか住宅地図を見ることが出来ているようだ。

旧道の6メートル幅の道路沿いには豆腐屋、パーマ屋、床屋、クリーニング屋など生活に必要な店舗が軒を連ねていた。ゴーストタウン化しているが、人々が住んでいた後が残っている。十字路の3メートル幅の砂利道の道路沿いには一般住宅が残っていた。

  高滝公民館か、近いし行ってみよう…  

3メートル幅の道路とはつまり昔ながらの9尺道路のことで、現在でも公道には違いない。理沙は住宅地図を見て高滝公民館を見つけた。

林家商店のほぼ隣に高滝公民館は建てられていて、歩いてすぐの場所だった。

高滝公民館は広めの敷地に建てられた、50坪程度の平屋の建物だった。赤いトタン屋根の一部分が風で飛ばされたのか、めくれて無くなっている。

開くかしら…ガラガラ、ガラガラ、

玄関の引戸に鍵はかけられていなく、あっさり開いた。

シュ、シュ、ボッ!玄関を開けて高滝公民館の中に入ってから理沙はライターの火をつけた。
玄関の鍵はかけられないか?ライターの火を近づけてみたが鍵は壊れていた。

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