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出会い系サイトのレイプマン

第3章 パトカー6号と高滝公民館

ガチャ、ガチャン、鍵は壊れていないわね…

高滝公民館の裏口ドアの鍵は壊れていなかったので、理沙は一安心をした。あの強姦魔、黒田明も鍵さえかけておけは簡単には侵入出来ない。敵は玄関から来るのだ。今のうちに裏口ドアの先を調べておくべきだ。

理沙は裏口ドアの下に置かれた青いサンダルを履いて、高滝公民館の裏口に出てみた。裏側の敷地は広くはないが、太い赤松の木と、太いさるすべりの木が目についた。高滝公民館は林家商店の母屋の隣に位置している。林家商店の母屋の敷地にも、太い赤松の木と太いさるすべりの木が植えられていたのを覚えている。太い植木とは別に、さらにその先は下り傾斜の針葉樹林になっていた。

もしあいつが玄関から侵入して来たら、この杉林の中に逃げるしかないわ、公民館に戻ろう…
ガチャン、理沙は高滝公民館の裏口に鍵をしっかりとかけた。

ここの炊事場に朝まで居よう、朝になれば明るくなるし人が来るかもしれない…

理沙は青いサンダルを脱いで、炊事場の床に腰を下ろした。

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